7月園だより
- 2021年07月12日
みことば ヨハネによる福音書第6章
人々はイエスのなさったしるしを見て、「まさにこの人こそ、世に来られる預言者である」と言った。
わたしたちのまわりには、神さまからのしるしがたくさんあります。
子どもたちがしるしを受け止めることができるように祈ります。(理事長 瀧野正三郎)
まだ体験したことのないことや、上手くできないことを目の前にして、子どもの表情は様々です。
「やってみたい。」と行動に移す子ども、どんなことかわからないから不安になる子ども、やってみたけど難しそうで不安になる子ども。自分の言葉で気持ちを伝えることは難しいことです。
そんな時、大人は、どんなふうに子どもの心に寄り添い、子どもの心の声に耳を傾けたら良いでしょうか。
ある朝、泣きながら登園する子どもに出会いました。何か理由があることをそっとお母様が教えてくださり園に委ねてくださいました。
そのあと、子どもに何が難しいか、どこが嫌なのか聞いてみました。すると泣きながらも自分の思いを話してくれました。
「ちゃんと自分のことをお話出来たね。Bさんの力を使っているよ。」と話すと少し心が落ち着いてクラスに入っていきました。
不安だけどやってみる、やったら出来た・・と小さな積み重ねが土台となり、子どもの心の変化に繋がるのです。
子どもの心の声を聞きましょう。どうしたら良いかその答えは、見つからなくても共に考えることはできるはずです。(園長 芝田玲子)